スポットライト 感想

 

2000年代アメリカの聖職者による児童への性的虐待をスクープする為の新聞社の奮闘を描いた映画。

 

 当時のアメリカは小さな地域ほど教会が強く信頼も厚かった。また、何世紀も前から存在する為権力も強かった。

 

 その為聖職者による犯罪は何年も暴かれず、母子家庭、貧困、家庭崩壊の家の子を狙い、暴行を続けていた。

 

映画で出ていた手順としては

①上で述べた家庭の子によき理解者として振る舞う

 

②信頼を構築。面倒を見たり。子どもも親がい頼れない場合などは神父に認められる事に喜びを感じる。

 

③十分構築出来たところで誘う。または頼む。そうすると断れなかったり、最初のうちは神父と近くなる事に喜びを感じて行う事がある。

エスカレートしていく。

といった感じ。

 

聖職者は独身でいなければならない事も児童虐待に走る要因の1つらしい。なぜ児童?バチカンの力が強く隠蔽され続けているが、被害者はあちこちにいるだろう。神父のイメージのため強い手段で隠蔽されてきたが、被害者の多くの子どもは大人になる前に自殺してしまっていた。

 

 

この映画を観た時、リヴァー フェニックスも教団から性的虐待を受けてた事を思い出したけど、彼もこの事件の被害者と同じ条件なんだよね…。信仰は人々の心の拠り所としては必要だと思うけど、それを牛耳っているのはあくまで"人間"なんだなと実感。